ワンオペ育児にならないサポートって?

最近の育児の様子

最近はイクメンパパと言われる男性が多く、私が子育てをしていた時より遥かに育児に協力的と見られるパパさんが街に溢れています。

男性用のトイレにもオムツ替えのベットがあったり、抱っこ紐やベビーカーもユニセックスな商品が勢揃い。

小児科の受診の付き添いもママさんとパパさんの割合が同等、もしくは若干パパさんが多い日もあるくらいです。

出産にも積極的に立ち会い、産休、育休もママさんといっしょに取得。

それは新米ママさんも一人で対応するよりは心強いと思います。

子どもの面倒を見ることだけが子育てですか?

以前、私の身近な人が出産した時のことです。

出産が夜中だったこともあり、実家の母親(おばあちゃん)と夫が病院に付き添いました。

その方は夫が立ち会い出産を希望していたこともあり、分娩室に一緒に入ったそうです。

しかし、5分たたないうちに分娩室から夫だけが出てきてしまいました。

「気分が悪いから」という理由だそうです。

でも、助産師さんが「自分で希望したなら最後まで付き添いなさい。ママさんは途中何があってもやめた、なんて言えないのよ。あなたにはその覚悟がないの?」と引き戻されたとのこと・・・

でも、全然声をかけてくれたり、労う余裕なんてなく、ただそこにいるだけで出産は無事終了。

その日からは夫も1週間の産休をとり、毎日入院しているママさんとベビーちゃんを見にくる生活。

でも面会時間以外は当然やることはないですよね〜。

その分大変だったのが、ママさんの実家のばあばです。

ママさんの病院にもお見舞いに行ったり、パパさんの分の3食の食事の世話。。。

晴れてベビーちゃんを連れて退院してきた時には、ばあばは疲れ切っていました(笑)

そして、夫は退院の次の日から職場に出勤再開。

・・・なにかお気づきになりましたか?

そうです。本当にサポートが必要な時に夫は仕事でいないのです。

これでは、せっかくの産休の意味がありませんよね。

親にだってサポートは必要

では、このママはどのようなサポートが欲しかったのでしょうか?

ママさんがいうには

・退院時のお迎え

・出生届を市役所に提出

・沐浴

・オムツや粉ミルク、灯油(当時は冬でした)の買い物

・食事をゆっくりできるように交代してほしい

などでした。

サポートが必要となるのは退院後というわけですね。

ここのところを出産前に2人で話合わなかったのか、育児書を読むだけで理解したつもりになったのか不明ですが、夫婦の考えにズレが生じてしまったのです。

勘違いにならない、本当のイクメンパパになってもらうために

では、本当にママのサポートになる子育て法とはなにか?

・子どもの成長に必要な睡眠時間を犠牲にしないように、パパの帰宅時間もできるだけ協力する

・入浴はパパの役目とか夜泣きについては休日前の夜はパパの当番など、ママが安心してお任せできる環境にする(これは各家庭でできることが異なると思うので、パパとママで話し合い)

・産休や育休が取れる職場なら、ママの体力が低下してきた頃合いに取得するようにする。

・パパの仕事が忙しい、単身赴任で一緒に育児ができないなどの事情がある場合は、家事代行サービスを使うのも一つの手。

サポート体制は一人でも多い方がいざという時に役に立ちます。

まとめ

いかがでしょうか。

その家庭によって事情は色々ですが、まずは出産後ママの体力、気力はとにかくバランスが崩れやすい状況にあります。

その上、まだ生きていく術が全くないベビーちゃんの命を守る大切な使命もあるなんて、計り知れない大仕事です。

この後も、育児はとにかく休みがありません。

ママは子どものことには一生懸命になり、自分のことを後回しにしてしまい、気がついた時にはとても不安定な心の状況になっていた、ということも少なくありません。

子育て中のママさんの周りの人はさりげないサポートをするように心がけましょう。

心のバランスに不調を感じた時には早めの対処が必要です。

そんな時はカウンセラーにご相談ください。

看護師経験、育児経験のあるカウンセラーがママさんやパパさんのお悩みに寄り添い、問題の解決策を一緒に見出します。